9月30日、10月1日に岩手県民会館にて行われた池坊東北六県連合花展は、次期家元池坊専好様を始め、池坊中央研修学院講師の先生方、そして東北六県から参加いただいた会員のみなさんの273瓶の作品が展示され、たくさんの来場者を迎え、大盛況のうちに無事に終了することができました。
岩手県での開催は10年ぶりで、『明日への希望を花にこめて』をテーマに、展示室1階ではコンクール、地下の展示室では、専好宗匠、村上謙治准教授、島津範好講師、佐藤嘉忠講師の作品を始め、東北の25支部・グループの会員の作品が展示されました。初日は、達増拓也岩手県知事や内館茂盛岡市長らの来賓をお迎えしてテープカットが行われ、続いてご巡視が行われました。私は、専好宗匠と村上謙治准教授にご巡視いただくことができました。
陸前高田支部からも、14名が参加してお花を展示しました。みなさん、心を込めて自分らしい作品を生けて展示できたのではないかと思います。
今回は、岩手県での開催ということで、準備と運営への参加もあり、負担感はありましたが、岩手支部と岩手中央支部のみなさんのご協力のおかげで、「第46回」という伝統をつなぐ役目をどうにか果たすことができて安心しました。
終わった今は、「勉強になったなあ」と振り返っています。今回私は立花正風体を生けましたが、それを生けるにあたり、今までのノートや教本、華道雑誌を読み直し、生けるためのポイントをまとめたり、花材の取り合わせを考えたりと、ずいぶん前から準備をしました。生け上がった花は、まだまだでしたが、それまでの時間が、自分の財産になったのだと満足しています。