1月の京都を訪れたので、神社にお参りしようとホテルから徒歩で行ける距離にあった平安神宮に行きました。
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇を御祭神として創建され、その後平安京有終の天皇第121代孝明天皇のご神霊が合わせ祀られ「日本文化のふるさと京都」のおや神様として広く崇敬を集めてきたそうです。神社の建築物は、平安時代の古都の雰囲気を再現し、当時の美しさと格式を感じさせます。
まず目に入ってくるのは、平安神宮を代表する建築物である大鳥居です。高さ24m、幅18mとその大きさに目を見張るほどでした。
鳥居をくぐりまっすぐ参道を歩いていくと、その先に立つのが応天門です。
門をくぐっていくと、広々とした庭が広がり、その向こうに大極殿があります。大極殿の前には、龍尾壇という一段高く作られた庭があり、平安時代には、この龍尾壇を登って大極殿に近づくことが許された人は、高い地位にある一部の貴族のみだったということです。
平安神宮の社殿は、平安京は開かれた当時の正庁と朝堂院が約8分の5のスケールで再現されており、まるで平安時代を訪れたような気分を味わえます。大極殿や応天門、蒼龍楼、白虎楼、歩楼などは創建当時に造営されたもので、改築・修理を重ねながら現在にいたります。
大極殿をお参りした後は、神苑へ。東・中・西・南の4つの庭からなる広大な庭園です。今回は冬で花はほとんど咲いていませんでしたが、春の桜、夏の花菖蒲・カキツバタ・スイレン、秋の紅葉や萩と美しさを変えながら楽しむことができる庭となっています。
平安時代の雰囲気漂う本殿や静寂な社苑は心を落ち着かせてくれます。歴史の息吹を感じながら、美しい庭園を散策し、穏やかな時間を過ごすことができました。
近くには京都国立近代美術館や京セラ美術館、南禅寺、京都市動物園などもあり、いろいろと楽しむことができそうな場所となっていて、今度またこの辺りを訪れてみたいと思いました。